硬水と軟水

飲み水について「軟らかい、硬い」という表現を使うことがあります。これには「硬度」という明確な基準があって、「水中に含まれるカルシウム(イオン)とマグネシウム(イオン)の量」を示しています。硬度100以下を「軟水」、硬度101~300を「中硬水」、硬度301以上を「硬水」と言います。つまりカルシウムとマグネシウムなどのミネラル分がたくさん入っている水が硬水、少ない水が軟水ということです。英語では硬水は「hard water」、軟水は「soft water」と言います。

日本の水の硬度はおよそ20~60の間に分布していて、ほとんどが軟水です。これは、日本の地形が狭い上に急で、そのため雨水などが地層にとどまる時間が短く、ミネラルなどの硬度成分が溶け込みにくいからとされています。逆に大陸の中をゆっくり移動するヨーロッパや北米などの水は、硬度の高いものが多くなっています。