日本の水とヨーロッパの水の違い

ヨーロッパの地層は石灰岩が多く、また大陸が大きいので地下に留まる期間が長く、ミネラルが溶けこみやすいため、硬水となってしまいます。ヨーロッパでは水道の水を飲む習慣がありませんが、それは水の硬度が高いからです。飲料水にもミネラル水が多く、フランスの「コントレックス」は超硬水、「ヴィッテル」も約315の硬度の硬水です。

軟水か硬水かは、お酒にも関係しています。日本酒は水が重要ですが、ヨーロッパ諸国では水を使わないワインが作られています。ただし島国のイギリスの水は軟水で、そのおかげで水を使うウイスキーが作られています。

軟水か硬水かは、調理方法にも大きく影響しており、日本料理では水を使った煮物・汁物・ゆで物といった料理が多くありますが、フランス料理では、ワインで蒸したり、油で炒めたり、煮込むのも牛乳やワインを使ったものが多いのです。水の違いは、食生活を含む文化の違いを生み出しているのですね。